(東京, 2023 年 9 月 13 日) – ベトジェットとボーイングの代表団は、ジョー・バイデン米大統領のベトナム公式訪問に合わせて、737 マックス型機の 200 機の購入契約に関して重要な合意に達しました。
ベトジェットのグエン・ティ・フオン・タオ会長とボーイング・グローバルのブレンダン・ネルソン社長は、2024 年に最大 12 機の 737 マックス型機を引き渡し、200 機の 737 マックス型機の受注契約に追加条件を盛り込むことで合意しました。この契約は、2024 年から 5 年間の引き渡し予定で契約額は 250 億米ドル(約 3 兆7,000 億円)超で、最大級の商業取引としてこれまでのベトナムと米国の貿易収支への大きな貢献と評価されています。

ベトジェットのボーイング・ナローボディ機 200 機の購入契約は、737 マックス型機の問題により中断され、その後、コロナ禍のボーイングのグローバル・サプライチェーンへの影響により、世界中で多くの注文や航空機納入計画がキャンセルされたり、無期限に延期されたりしました。多くの航空会社が契約の履行を断念する中、ベトジェットとボーイングは、契約を履行するための会合を開き、相互の長期的な戦略を確立するための共通の土台を見つけることに粘り強く取り組んできた結果、今回の合意に至りました。

737 マックス型機の最初の納入は、ベトジェットグループの関連会社であるタイ・ベトジェットで、タイ・ベトジェットは現在、タイを代表する航空会社のひとつとして、ベトジェットのブランドとイメージを特徴として同地域の旅行者に高く支持されています。
ベトジェットとボーイングは、ベトナムを訓練、教育、整備を含む航空サービスの国際的な拠点とし、また、航空業界の基準に従って、人工知能(AI)、航空技術、グリーン燃料、排出削減などの新技術の採用面でも協力していきます。


ベトジェットの発注は、米国の労働市場に 20 万人の雇用をもたらし、航空機の発注やエンジン・エンジニアリング・サービスも含めると、総額で約 350 億米ドル(約 5 兆 1,000 億円)の経済効果を生み出すと期待されています。
ジョー・バイデン米大統領のベトナム訪問中、ベトジェットは、米国を拠点とする大手航空金融・資産管 理会社であるカーライル・アビエーション・パートナーズ(Carlyle Aviation Partners)と、737 M マックス型 機の納入前支払い(PDP: Pre-Delivery Payment)を目的とした 5 億 5,000 万米ドル(約 810 億円)相当 の航空機ファイナンス契約にも調印しました。