ベトジェット、年次株主総会を開催： 累積輸送旅客数は 1 億人に達し、 パンデミック後の復興に向けた強固な基盤を提供

（東京、2020 年 6 月 29 日）べトジェット・アビエーション・ジョイント・ストック・カンパニーは27日、2020年年次株主総会を開催し、2019年の業績をレビューし、監査済み財務諸表の承認と2020 年に向けた同社の開発計画を発表しました。また、株主総会は、株主が 2019 年の配当として、1 株 当たり 50%の配当を受け取ることを承認しました。

2019 年の航空輸送収入は 41 兆 2520 億ドン（約 1906 億円）、税引前利益は 3 兆 8690 億ドン（約 179億円）に達し、2018 年と比較してそれぞれ 22％、および 27％増加しました。同社の 2019 年の連結税引前収入は 50 兆 6,030 億ドン（約 2340 億円）、利益は 4 兆 5690 億ドン（約 211 億円）となりました。

また、2019 年、ベトジェットは新たに 34 路線を追加し、国内線 44 路線、国際線 95 路線で構成される 139 路線に増加し、2500 万人以上の旅客を乗せ、累積輸送旅客数は 1 億人に達し、ベトジェットのパンデミック後の復興に向けた強固な基盤を構築しました。また、ベトジェットは 2019 年、数々 の名誉ある賞を受賞しました。

2020 年に入ってから現在に至るまで、ベトナムの航空業界はコビド-19 パンデミックの影響で大き な打撃を受けてきました。しかし、ベトナムは他国に先駆けて国内線の運航を全面的かつ迅速に再 開しました。ベトジェットは国内線再開後すぐに「空への回帰（Returning to the sky）」と称し たキャンペーンを実施し、8 路線を新たに就航させ、国内線網を合計 53 路線に拡大しました。また、 タイ・ベトジェットは航空会社として初めてプーケット空港での運航を再開し、タイ国内線 5 路線 を新たに開設してネットワークを拡大しています。

ベトジェットとベトナム航空業界は、7 月以降の国際線への復帰に向けて準備を進めています。現 在、ベトナム政府は航空会社を支援するために、減税や手数料の引き下げ、低金利での融資など、 多くの実践的なプログラムや打開策を実施しています。こうした現状を踏まえ、ベトジェットは 2020 年末までに 90 航空機による 11 万 8000 便以上の運航と、2000 万人以上の旅客を輸送すると予 想されています。

特に 2020 年には、貨物サービスの強化、航空機購入、クレジットローンソリューションの多様化、 搭乗手続きのセルフサービス化の拡大など、コスト最適化ソリューションの実施に注力し、2020 年 末までに中核事業である航空輸送の損益分岐点達成を目指します。

コビド 19 の大流行に端を発した世界的な危機の中、堅固な管理システム、近代的な機材、柔軟な事 業戦略、特に強力な財務能力のおかげで、ベトジェットは回復のための基盤を順調に築き、2020 年 以降の持続可能な事業発展の機会を捕えることができるでしょう。

※ 100 ベトナムドン（VND）＝0.46 日本円（JPY）で換算（2020 年 6 月 29 日付け）