ベトジェット、「シンガポール・エアショー2024」にてエアバス、ロールスロイス、プラット＆ホイットニー、及びサフランとの大型契約を発表

(東京, 2024 年 2 月 27 日) – 2 月 20 日から 25 日の間に開催された世界有数の航空展示会、シンガポール・エアショー2024 において、ニュー・エイジ・キャリアのベトジェットは続々と大型契約を発表しました。ベトジェットは同展の開催期間中にエアバス社、ロールスロイス社、RTX 社のプラット＆ホイットニー、サフラン社との取引を通して安全性、効率性、持続可能性面での注力をアピールし、将来的な航空業界の発展に向け更なる機材や航路の拡大を目指します。

シンガポール航空ショー2024 にて 20 台のエアバス A330neo の契約に合意したベトジェットとエアバスの経営陣

1．ベトジェットとエアバス社、ワイドボディ機 A330neo 20 機の契約を発表

ベトジェットとエアバスはワイドボディ機 A330neo を 20 機購入する覚書に調印し、シンガポール・エアショーにおける重要な取引の一つとなりました。ベトジェットのワイドボディ機への投資額は過去最大であり、航路拡大と機材の近代化に注力している姿勢をアピールするものとなりました。

A330neo はベトジェットの持続可能な開発戦略と ESG 目標に合致しており、2050 年までにガス排出量ゼロを目指します。A330neo は受賞歴のある「Airspace cabin」を内蔵しており、より広くなった空間と最新の設備で快適なフライトを提供します。また A330neo はロールスロイス社の Trent 7000 エンジンを搭載しているため、7,200 ナノメートル/13,300km のノンストップ飛行が可能となりました。

2.ベトジェット、ロールスロイス社の Trent 7000 エンジン搭載の A330neo 20 機を導入

ベトジェットとロールスロイス社は、Trent7000 を搭載した A330neo を 20 機導入することを発表し、これにより既存のワイドボディ機である Trent 700 エンジン搭載の A330neo 7 機を補完することになります。

Trent 7000 エンジンはサステナビリティに焦点が当てられており、一席当たりの燃料消費量を 14%向上させるとともにガス排出量を大幅に削減します。ガス排出量の削減により、ベトジェットは一機当たりの耐用年数中に 10 万トン以上の CO2 削減を可能にしました。最新世代の A330neo に搭載される Trent7000 エンジンは、ベトジェットのワイドボディ機がこれまでにない技術レベルに到達することで、運航の信頼性と効率が向上するのを支援します。

3.ベトジェット、A321neo 19 機追加に RTX 社のプラット＆ホイットニーを採用

プラット・アンド・ホイットニーのリック・ドゥールー商用エンジン社長（左）とディン・ベト・フォン、ベトジェットの最高経営責任者、ディン・ヴェト・フオン氏。

ベトジェットは RTX 社のプラット＆ホイットニーから、追加で 19 機の GTF エンジンを搭載した A321neoを導入する契約を発表しました。この契約には、エンジンメンテナンスに関する EngineWise®の包括的サービスも含まれています。シンガポール・エアショーの開催期間に行われた調印式は、ベトジェットとプラット＆ホイットニーとの間の継続的なパートナーシップをより強固なものとしました。

プラット＆ホイットニーの GTF エンジンは、この地域で最も低い燃料消費量とガス排出量をベトジェットへもたらします。

4. ベトジェットとサフラン、B737MAX 型機の安全装備に関する戦略的パートナーシップを発表

ベトジェットのマイケル・ヒッキー最高執行責任者（左）とサフラン・エアロシステムズアフターマーケット営業・マーケティング担当副社長のジョナサン・ヘラリー（右）が、B737MAX 型機に安全装置を搭載する戦略的パートナーシップを締結